和歌山大学附属中で缶サット体験ワークショップ
2023年08月21日 18時22分
「缶サット」と呼ばれる空き缶サイズの模擬人工衛星を使って宇宙や人工衛星、ロケットなどについて学ぶワークショップがきょう(21日)、和歌山市で開かれました。
これは、生徒に人工衛星やロケットなどについて関心を持ってもらおうと、和歌山市にある一般財団法人雑賀技術研究所が県宇宙教育研究会との共催で和歌山大学教育学部附属中学校の化学技術部の生徒らを対象に開いたものです。
ワークショップでは、生徒らが県立串本古座高校でロケットや宇宙のことなどを指導している藤島徹(ふじしま・とおる)教諭から宇宙や人工衛星の打ち上げに使うロケットのことなどを学んだあと空き缶やパラシュートなどを使って缶サットづくりに挑戦しました。
そして、完成した缶サットを10メートルあまり高さから投げ落とし、その精度の高さ競い合いましたが、投下方法などを計算して制作しものの着地がうまく行かなかったケースもあり、原因や対策方法、感想などを語り合っていました。
このあと、ワークショップを監修した航空宇宙工学が専門で東京大学の中須賀真一(なかすか・しんいち)教授は、宇宙に関心を持つ意義などについて話しました。
そして、ワークショップの最後には表彰式が行われ、優秀なサットを制作した生徒が表彰されました。