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JR紀勢線「きのくに線サイクルトレイン」が和歌山駅まで延長

2023年08月21日 18時23分

交通経済

列車に直接自転車を乗せて移動できるJR紀勢線の「きのくに線サイクルトレイン」が、きょう(21日)和歌山駅まで延長されました。

電車に自転車を持ち込む駅員(8月21日・JR和歌山駅)

JR西日本・和歌山支社では、サイクリング観光に力を入れる和歌山県などと連携して、おととし(2021年)から紀伊田辺・新宮間で「きのくに線サイクルトレイン」をスタートし、地元や京阪神の利用者に好評を得たことから、特急くろしお号でも利用可能にしたり、御坊駅まで区間を延長したりしてきましたが、利用者の更なる要望に応え和歌山駅まで延長し、御坊・和歌山間を「サイクルトレインプラス」としたものです。

車掌にネット予約票を見せる駅員
手すりにマジックテープで自転車を固定する駅員

きょう午前、JR和歌山駅の駅員3人が、和歌山発箕島行き普通電車にスポーツサイクルを持ち込み、手すりにマジックテープで固定し、箕島まで乗車しました。

車内のようす

駅員は「普段は大阪府内でサイクリングをしていますが、和歌山駅まで区間が伸びたことで便利になり、利用者も増えることを期待しています」と話しています。

JR西日本・和歌山支社の松田()()久(あきひさ)(()()()(副支社長は「利用者の期待の声に応えて、和歌山まで延長されました。県や沿線自治体、観光関連業などとさらに連携し、サイクリストの利便性向上に努め、県内や京阪神などとの交流人口増加に貢献したい」と話しています。

JR紀勢線、和歌山・御坊間の「サイクルトレインプラス」のサービスは、普通電車の場合は運賃だけで利用できますが、利用できる時間帯が限られているほか、事前のネット予約が必要です。 詳しくは公式サイトをご確認ください。

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