高野山ろうそくまつり、参道に10万本の明かり

2023年08月13日 14時57分

歴史・文化

世界遺産の霊場・高野山の奥之院で、今夜(13日)、お盆恒例の「ろうそくまつり」が開催され、およそ2キロ続く石畳の参道に、およそ10万本のろうそくが並びます。

ろうそくまつりは、奥之院に眠る御霊や先祖を供養する催しで、高野山の一の橋から奥之院御廟(ごびょう)橋まで、およそ2キロの参道の両脇に、置き燈籠や参拝者らが灯したろうそくが並べられます。

奥之院は、樹齢数百年の杉の巨木がそびえ、20万基を超える墓石・慰霊が並ぶ、高野山最大の聖地とされ、世界遺産に登録されています。

きょうは午後7時から、参道入口や参道の各所で、参拝者に、長さ15センチのろうそくが配られます。そして、参拝者は、それぞれに、参道脇にろうそくを立て、火を灯し、祈りを捧げます。参道に並ぶろうそくは、およそ10万本といわれ、ゆらめく炎に照らし出される墓石群などが、幻想的な姿を見せます。

新型コロナウイルスの影響で、中止や規模の縮小が続いていましたが、50回めを迎えた今年は、通常開催となります。

そして、午後8時からは、高野山の奥之院燈籠堂で、高野山の僧侶による「萬燈供養会(まんどうくようえ)」が執り行われます。

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