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たま大明神鎮座8周年  貴志駅 で絵本の表紙、初公開

2023年08月12日 19時04分

イベント交通社会

和歌山県紀の川市貴志川町の貴志駅で、きょう(8月12日)、初代ネコ駅長たまの、初めてとなる絵本のタイトルと表紙が公開されました。

これは、和歌山電鐵・貴志川駅の初代ネコ駅長たまが2015年に亡くなり、駅構内に大明神として鎮座してから今年で8周年を迎えたことを記念して行われたものです。

たま駅長は、かつて貴志駅の売店で飼われていたメスの三毛猫で、2007年1月、和歌山電鐵から 駅長に任命されたことが話題となって、全国や海外から観光客を招き、地方鉄道界の救世主として愛され、2015年6月12日に亡くなりました。そして、2か月後の8月11日からは、駅構内にあるたま神社に、たま大明神として鎮座しています。

絵本の表紙を公開するにあたって、和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長は「コロナ禍や風水害にも苦しめられたが、大勢の方の支えと、社員の頑張りがあってこの日を迎えることができた。たま大明神が守ってくれていたのではないかと思う」と話しました。

二タマを抱いて絵本の表紙を紹介する小嶋社長

このあと、小島社長が絵本のタイトルと表紙を公開し、ニタマ駅長とよんたま駅長代行とともに、たま神社を訪れ、たま大明神に絵本の完成を報告しました。

駅の入り口では、たま神社の御朱印も販売され、大勢のファンが長い列をつくりました。

兵庫県宝塚市から来た家族づれは、「こどもを乗せてあげたくて来た。駅長には初めて会った。20年前に訪れた時は、さびれた印象しかなかったが、賑わっていて驚いた」と話しました。

絵本「ねこのえきちょうさん たま」は、12月に金の星社から出版される予定です。

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