台風7号、15日に 和歌山県に最接近の見込み

2023年08月12日 19時06分

災害・防災

非常に強い台風第7号は日本の南海上を遅い速度で進み、和歌山県には15日午前中に最も接近する見込みで、和歌山地方気象台では大雨に伴う土砂災害や浸水害、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けています。

和歌山地方気象台によりますと、台風の勢力は、あまり衰えること無く、紀伊半島に上陸し、紀伊半島を北上するこれまでになかったコースを取る可能性が大きいということです。

和歌山県の南部では13日夜の始め頃、北部では14日未明頃に強風域、南部では14日夜の始め頃、北部では15日未明頃に暴風域に入り、南部、北部共に15日午前中に最も接近するものとみられています。

今回の台風7号は、ゆっくりとした速度で紀伊半島を縦断する可能性があり、和歌山県全域が長時間にわたって暴風域に入り、また雨が降り続くため警報級の大雨となる見込みで、土砂災害や浸水害、河川の増水に厳重に警戒が必要です。

また、和歌山県の沿岸に波浪警報が発表される可能性があり、うねりを伴う高波に厳重に警戒が必要です。

和歌山地方気象台では、次の5点を呼び掛けています。

1.気象台が発表する警報・注意報など防災気象情報に留意するとともに、市町村の避難指示等に注意する。

2.大雨による土砂災害・洪水・低い土地の浸水をはじめ、暴風、高波、高潮など、自分のいる場所ではどのような災害が起こりやすいのかを予め確認し、明るいうちに安全な場所に移動するなど、雨や風が強まる前に早め早めの安全確保に努める。

3.土砂災害・浸水害・洪水災害の危険度がどこで高まる予測となっているかを気象庁のホームページで公開している「キキクル」で確認する。

4.屋外での作業や不要な外出は控え、海岸や増水した河川・用水路など危険な場所には絶対に近づかない。

5.今後の台風の進み方によっては状況が変わってきますので、常に最新の情報を利用し、確認する。

気象庁HP キキクル

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