明恵上人生誕850周年で能「春日龍神」上演

2023年08月11日 18時53分

教育歴史・文化

明恵上人(みょうえ・しょうにん)生誕850年となる今年(2023年)、湯浅町にあるゆかりの寺で、能「春日龍神(かすがりゅうじん) 龍女之舞(りゅうにょのまい)」が上演されることになりました。これは、湯浅町歴史文化財活用実行委員会が、10月1日に、湯浅町栖原(すはら)の施無畏寺(せむいじ)の特設舞台で上演するもので、会場での観覧のほか、その生中継映像を町役場・なぎホールで観覧することができます。

明恵上人は、湯浅城主、湯浅宗重(ゆあさ・むねしげ)の外孫として、現在の有田川町で生まれた平安時代末期から鎌倉時代の僧で、湯浅町では、栖原地区の山で
厳しい修行に明け暮れた一方、月を愛(め)でる歌を多く残すなど、人間味あふれる人物として知られています。施無畏寺は、明恵上人の開創(かいそう)とされ、ゆかりの文化財も多く残されています。

能「春日龍神 龍女之舞」は、明恵上人が、釈迦(しゃか)が生まれた天竺(てんじく)=インドへの渡航を計画し、春日明神(かすがみょうじん)に暇乞(いとまご)いを願い出たものの、その宣託(せんたく)により、断念することになった逸話を元にした古典作品です。

上演は、10月1日、午後3時半から、湯浅町栖原の施無畏寺の特設舞台で行われ、観覧は無料ですが、申込みが必要です。定員は、特設会場が100人、生中継映像で観覧するなぎホールが150人となっていて、ともに、応募者が多数の場合は抽選となります。希望者は、湯浅町教育委員会に、今月(8月)31日までに申し込めばよく、詳しくは、ホームページに掲載されていて、ホームページから申し込むこともできます。

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