和歌山市の在留外国人3995人過去最高に(和歌山)

2023年08月10日 17時21分

政治社会

和歌山市の調べによりますと、市内に住む外国人の数が今月(8月)1日現在、3995人になり、過去最高の数になったことがわかりました。永住者に続き、技能実習生の割合が高く、市では、生活相談を行ったり防災情報などを提供して外国人が暮らしやすいまちづくりを目指しています。

市によりますと市内に住む外国人の数は新型コロナウイルス感染症拡大で一時減少したものの、去年(2022年)5月から増加に転じ、今月1日の時点で4000人近くになっています。

国別では韓国、中国が多く、在住者は永住者が最も多く、技能実習生が580人余り、特殊技能実習生も179人います。

在留資格者は新型コロナ感染症拡大の影響で市内に住む留学生が減少していますが、就労資格者は469人で、新型コロナ感染拡大前の水準に比べ6割以上増えています。

市では、外国人が暮らしやすいよう市のホームページのトップページに外国人向けのバナーを設置し、生活の相談先や防災、観光情報の提供に努めていくことにしています。

和歌山市の尾花正啓市長は、特殊技能者らが労働力不足の分野を支えているメリットを評価していて、「地方ということもあり、地域の住民ともうまくやっていけると思う」と話しています。尾花市長は外国人の子供の教育環境の支援を関係者と連携してさらに進めていく考えを示しています。

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