和歌山市で特殊詐欺事件 携帯サイト利用名目
2023年08月09日 19時19分
和歌山県和歌山市の20代の男性が、NTTファイナンスの社員を装った男からの「携帯電話の有料サイトの登録料金が未納である」という電話を信用し、30万円分の電子マネーのカード番号を相手側に教えてだまし取られる特殊詐欺事件がありました。警察は、このような手口の特殊詐欺被害が後を絶たないとして、改めて県民に警戒を呼びかけています。
和歌山北警察署の調べによりますと、和歌山市内に住む20代の男性のもとに、先月(7月)27日、NTTファイナンスの社員を名乗る男から電話があり「情報サイトの登録料金が未納です。支払わなければ裁判になってしまう」と言われ、男の指示で、近所のコンビニエンスストアでアップルギフトカード30万円分を購入し、金の引き出しに必要なカード番号を教えました。
その後、男性は電話でのやりとりに不審を抱き、NTTの本社や和歌山北警察署に電話で問い合わせましたが、特殊詐欺被害に遭ったことがわかり、被害届を提出したものです。
和歌山県警察本部では「通信会社の社員や、金融機関、役場、警察官などがこのような電話を掛けてくることはないので、特殊詐欺の手口を疑い、すぐに電話を切って、和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用の『ちょっと確認電話』に通報して欲しい」と強く呼びかけています。
ちょっと確認電話の番号は、0120・508・878番(これは・わなや)です。