イルカ漁控え現地警戒所 和歌山県警、抗議に備え

2023年08月07日 18時44分

事件・事故社会

太地町でイルカなど小型鯨類の追い込み漁が9月から始まるのを控え、県警はきょう(7日)、反捕鯨団体などの抗議活動を監視する特別警戒本部現地警戒所を開所しました。

漁期が終わる来年3月末まで、警察官が24時間常駐し警戒に当たります。

県警によりますと、新型コロナウイルスの影響もあり、2020年から海外活動家の姿は見られませんでしたが、違法な妨害はなかったものの国内の動物愛護団体など約50人を確認しているということです。

県警警備部の的場克郎(まとば・かつろう)部長は出発式で、コロナ禍が落ち着き外国人の違法な抗議活動によるトラブルが懸念されるとして「住民が安心して生活できるよう、最善を尽くしたい」と訓示しました。

県警は2011年に追い込み漁が行われる畠尻湾(はたけじりわん)の前に臨時交番を設置していましたが、施設の老朽化により、2020年に現地警戒所を新築しました。

なお、現地警戒所では、漁期が終わる来年3月末まで、警察官が24時間常駐し警戒に当たります。

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