羽衣国際大学「わかやま市民講座」開催

2023年08月07日 18時44分

教育

羽衣国際大学が主催する今年度(2023年度)上半期の市民講座が、きょう(7日)から和歌山市で始まりました。

これは、大阪・堺市にキャンパスがある羽衣国際大学の授業を広く一般の人にも体験してもらおうと開いているもので、今期で22回目です。

きょう(7日)午後2時から、和歌山市美園町のけやきONE(わん)ビルで開かれた市民講座では、人間生活学部・人間生活学科の梶原佳子(かじわら・よしこ)教授が、「幸福と心理学」と題して講演し、18人の市民が受講しました。

講座では、幸福という一見漠然としたものが測定できるということを説明した上で、幸福と不幸は共存しうるということや旅行や食事などの経験が持続する幸福を生み出すこと、過去を積極的に振り返ったり人生の意味や目的を追及することによって、幸福度が増す可能性があることなどについて言及しました。

また、実際に高齢期うつ病評価尺度のシートに記入し、うつ状態の判別や主観的幸福度がどれだけ高いのかについて参加者それぞれが認識できる体験も行われました。

受講した80代の男性は、「幸福の要素についていろいろ知ることができた。先生の話の中で回想という話があったが、今ちょうど古い写真を整理しているところで、写真を見直していると記憶が蘇ってきて幸福感が上がっていると感じられる。そのうちの良い写真はデジタルにして子どもたちに残そうと思う」と話していました。

「わかやま市民講座」は、テーマを変えて、今月(8月)23日と31日、それに来月(9月)5日にも開かれます。

23日と来月5日の講座についてはまだ申込みを受け付けています。参加費は無料です。受講希望の問い合わせは、電話 072(265)7145です。

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