和歌山バス、一部運休開始 新型コロナできょうから

2023年08月02日 18時31分

交通社会経済

和歌山市内で路線バスを運行している和歌山バスは、新型コロナウイルス感染症で運行に必要な乗務員の確保が難しくなったとして、きょう(8月2日)から当分の間、平日に市内を走る51便の運休を始めました。

バス停に張り出された一部運休のお知らせ

和歌山バスによりますと、一部、運休しているのは、JR和歌山駅か南海和歌山市駅を発車する和歌山市内線が24便、和歌山大学線が8便、西浜新和歌浦線と塩屋線、楠見線が4便ずつ、紀三井寺線、坂田線、湊線が2便ずつ、JR和歌山駅と南海和歌山市駅を結ぶ本町線が1便の、あわせて51便です。

和歌山バスは、平日では1日(いちにち)に、あわせて927便の路線バスを運行していて、運休するのは、全体の5・5%にあたります。

和歌山バスでは、おととい(7月31日)から発熱する乗務員が増え始め、検査の結果、乗務員の1割程度が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、乗務員経験者がカバーする体制を敷いても数が足りないため、路線バスの一部運休を決めたものです。

運休は、きょうから始まり、JR和歌山駅前のバス停には、時刻表のパネルに一部運休のお知らせが張り出され、利用者が見入っていました。

買い物や通学のため利用している人たちは、「私の住む地域に影響はありませんが、私も自動車の運転ができないので、不便な人も多いと思う」「大学に通うのに利用していますが、コロナだったら仕方がない」と話していました。

一部運休の期間について、和歌山バスは、期間を定めず当分の間としていて、「一刻も早く通常の運行に戻せるよう努めていく」と話しています。

和歌山バスは、運休する路線名などについて、ホームページやバス停に掲示しています。

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