新型コロナで一部路線運休 和歌山バス、8月2日から
2023年08月01日 20時06分
和歌山市内で路線バスを運行している和歌山バスは、新型コロナウイルス感染症で運行に必要な乗務員の確保が難しくなったとして、あす(8月2日)から当分の間、平日に市内を走る51便を運休すると発表しました。
和歌山バスによりますと、あすから当分の間、運休するのは、JR和歌山駅か南海和歌山市駅とJR海南駅を結ぶ和歌山市内線が24便、和歌山大学線が8便、西浜新和歌浦線と塩屋線、楠見線が4便ずつ、紀三井寺線、坂田線、湊線が2便ずつ、JR和歌山駅と南海和歌山市駅を結ぶ本町線が1便の、あわせて51便です。
和歌山バスは、平日では1日(いちにち)に、あわせて927便の路線バスを運行していて、運休するのは、全体の5・5%にあたります。
和歌山バスでは、きのう(7月31日)から発熱する乗務員が増え始め、検査の結果、乗務員の1割程度が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。乗務員経験者がカバーする体制を敷いても数が足りないため、路線バスの一部運休を決めたものです。
運休するのはあすからで、和歌山バスは、期間を定めず当分の間としています。
和歌山バスの担当者は、「乗客の影響が少ない路線や時間帯を選んで運休を決めたが、一部、通勤時間帯にかかっている路線もある。一刻も早く通常の運行に戻せるよう努めていく」と話しています。
和歌山バスは、運休する路線名などについて、ホームページに掲載しているほか、バス停にも掲示して周知に努めています。