小学生が山伏修行を体験、かつらぎ町

2023年07月29日 17時21分

教育歴史・文化

かつらぎ町で、小学生7人と保護者らが山伏の修行を体験しました。古くから「葛城修験(かつらぎしゅげん)」と呼ばれる修行の場の一つとなっているかつらぎ町の堀越癪観音(ほりこし・しゃくかんのん)とその周辺の山できょう(29日)、「こども山伏修行体験」が行われ、白い衣と鉢巻きを身に着けた児童らが修行に励みました。

文化庁の日本遺産に認定されている葛城修験の普及が狙いで、去年(2022年)に続いて2回目の開催です。

児童らは寺の由来や修験の歴史、作法を向井友啓(むかい・ゆうけい)副住職から聞き、般若心経も学びました。清めの儀式を受けた後、修験道を開いた役行者(えんのぎょうじゃ)の像を拝観し、経を唱えました。その後、往復4キロ近い山道を2時間ほどかけて歩き、標高857メートルの山頂にまつられている役行者の石像を参拝しました。

修行体験のあと、大阪府和泉市の小学3年生の男の子は「声を出しながら登り道を歩くのが楽しかった」と元気よく話していました。

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