湊組記念財団、8団体に助成 紀北支援学校で贈呈式
2023年07月27日 18時26分
学校やスポーツ団体への援助を行っている一般財団法人・湊組(みなとぐみ)グループ記念財団は、きょう(7月27日)、和歌山県内3つの特別支援学校に、スポーツ用具の目録を贈呈しました。
湊組グループ記念財団は、和歌山市の湊組グループが、継続的に地域に貢献していこうと、おととし(2021年)7月設立したもので、学校や教育、文化、スポーツの各分野での援助や、大学進学を希望する高校3年生への給付型奨学金事業を行っています。
3年目となる今年度(2023年度)は、県内の3つの学校と、教育・文化・スポーツ関連の5つの団体に対し、1ヶ所につき10万円程度の助成を行うことを決めました。
そして、きょう午前、和歌山市冬野の県立紀北支援学校で目録の贈呈式が行われ、財団の代表理事を務める湊組の笹本昌克(ささもと・まさかつ)社長が、紀北支援学校の柏木美紀(かしわぎ・みき)校長と、高等部の生徒代表に、ソフトボールで使うバットとボール、ヘルメットなどの目録を手渡しました。
県立紀北支援学校の柏木校長は、「高価なものなので、なかなか人数分、そろえることができない中で、こうして寄贈していただき、子どもたちのモチベーションを高められると喜んでいます。大切に使わせていただきます」と話しました。
また、紀北支援学校で行われた贈呈式には、広川町にある県立たちばな支援学校の神崎良子(かんざき・りょうこ)校長と、上富田町にある県立南紀はまゆう支援学校の小原美佐香(こばら・みさこ)校長も出席し、笹本社長から、フットサルに使用するゴールなどの目録と、ソフトボール大会に出場する際のユニフォームの目録を、それぞれ受け取りました。
南紀はまゆう支援学校は、今年4月に2つの支援学校が統合して誕生したばかりで、小原校長は、「新しいユニフォームが必要だったので、大変ありがたい」と話しました。
笹本社長は「これまでも地域社会への支援を行ってきましたが、継続的に地域の力になれるよう、仕組みを作り取り組んでいます。今回の寄贈で、モチベーションが上がると聞き、うれしく思います。コロナも明けたので、支援学校同士の交流などで、有効に活用してほしい」と話していました。
湊組グループ記念財団は、今年度、このほか、教育・文化・スポーツ関連の5つの団体に学習教材や音響機器などを寄贈します。