南紀白浜・ベトナム間で初のチャーター便運航
2023年07月26日 18時14分
白浜町の南紀白浜空港に開設された国際線ターミナルに、初の国際チャーター便が、きょう(26日)ベトナムから到着しました。空港では、きょう午前、式典が開かれ、和歌山県の岸本周平知事や青少年交流団の高校生ら一行が、ベトナムに向けて出国しました。
南紀白浜空港では、2019年の民営化を機に国際線ターミナルを新たに整備し、県と連携して小型機による国際チャーター便の誘致に取り組んでいて、以前から県と交流を続けているベトナムが、ことし(2023年)日本との外交関係樹立50周年の節目を迎え、県とチャーター便運航の覚書を締結したことから、南紀白浜へのチャーター便運航が決まったものです。
きょう午前10時ごろ、ベトナムの青少年交流団や一般の観光客を乗せたハノイからの第1便が到着しました。
式典で岸本知事は「感無量だ。私もこれからベトナムに行って、ビジネスマッチングや若者の国際交流促進、ベトナム・和歌山双方の観光促進に尽力したい」とあいさつしました。
続いて、ベトナムのファム・クアン・ヒエウ特命全権大使が「今回のチャーター便運航を機に、日本や和歌山県とベトナムの更なる交流がさらに発展して欲しい」と感謝を述べました。
このほか、きょうのチャーター便でダナンに派遣される県内の高校生らによる青少年交流団を代表して、県立日高高校3年の片山嶺奈さんが「このプログラムを通じて多くのことを学び、今後、私たちが日本途ベトナムの友好の架け橋になれるよう、積極的に取り組みます」と決意を表明しました。
このあと、白浜町の井澗誠町長がベトジェットエアの代表者に花束を贈呈したほか、和歌山県の下宏副知事らがチャーター便第1便のベトナムからの搭乗者を歓迎しました。
なお、岸本知事は、今回のチャーター便でベトナムの政府機関を訪問し、文化と観光交流促進の覚書や、外国人人材受け入れに関する趣意書を締結する予定で、今月(7月)30日の午前中に 南紀白浜空港に帰国します。