第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会 市和歌山、和歌山北が決勝へ
2023年07月26日 18時15分
和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会14日目のきょう(26日)は、準決勝戦2試合が行われ、市和歌山と和歌山北が決勝進出を決めました。
第1試合は市立和歌山と和歌山南陵によるシード校同士の激突となりました。
市立和歌山は2回裏、8番の玉置(たまき)がレフトに大会第11号となるツーランホームランを放って、序盤で2点をリードしました。
市立和歌山は、7回裏にも玉置(たまき)がレフトに犠牲フライを打ち上げて貴重な1点を追加、3対0とリードを広げました。
守っては、エースの栗谷(くりたに)と8回からマウンドに上がった小野(おの)が和歌山南陵打線に得点を許さず、3対0で市立和歌山が2年ぶり11回目の決勝進出を決めました。
初の決勝進出を目指した和歌山南陵は、大会3本の本塁打を放っている4番・上田(うえだ)がこの日も3本の長短打を放ってひとり気を吐き、左腕エース片岡(かたおか)も市立和歌山打線をヒットわずか4本に抑える力投をみせましたが、市立和歌山のそつのない試合運びにかわされました。
続く第2試合は、桐蔭と和歌山北の和歌山市内勢同士の対決となりました。
和歌山北は1回表、桐蔭の2年生エース白川(しらかわ)の立ち上がりを攻め、4番・井上(いのうえ)のライト線への2塁打で1点を先制。
2回にも9番・吉田(よしだ)のライト線への2塁打で1点、さらに3回、4回にも1点ずつを追加して4対0とリードを広げました。
これに対し桐蔭は4回裏、5番・三原(みはら)のレフトオーバーの2塁打などで2点を返し、2点差に追い上げましたが、先発の比嘉(ひが)を4回途中からリリーフした2番手左腕の七野(しちの)が桐蔭打線の反撃を断ちました。
そして6回には2番・井端(いばた)の満塁走者一掃の左中間への2塁打が飛び出して桐蔭を突き放し、結局8対2で和歌山北が古豪の桐蔭を破りました。
和歌山北は、統合前の和歌山西時代を含めて通算40年目で選手権和歌山大会では初めての決勝進出をはたしました。
市立和歌山と和歌山北による決勝戦は、あさって(28日)午前11時から紀三井寺公園野球場で行われ、和歌山放送では、決勝戦の模様を午前10時30分から実況生中継でお送りすることにしています。