【高校野球】和歌山北・和歌山南陵がベスト4へ

2023年07月23日 15時38分

スポーツ

夏の甲子園をめざす第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は、12日目のきょう(23日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、準々決勝2試合が行われ、和歌山北と和歌山南陵が勝ちました。

第1試合の南部・龍神分校 対 和歌山北は、6回に一挙11点を挙げた和歌山北が活発な打撃戦を制し、16対7の7回コールドで南部龍神を下し、ベスト4一番乗りを果たしました。

この試合、南部龍神は1回裏、3番のキャプテン上村(うえむら)が左中間突破の2塁打を放って、幸先よく1点を先取し、同点に追いつかれた3回裏には、二つの押し出しと、1番駒宮(こまみや)のセンターへの犠牲フライなどで、4点を勝ち越しました。

しかし、打線が上回る和歌山北は、6回表、井端(いばた)と川口(かわぐち)のそれぞれ2点タイムリーヒットなど打者一巡で一挙11点を挙げる猛攻をみせ、7回にも2点を追加、南部龍神の後半の反撃を2点に抑えて、結局7回コールドの16対7でベスト4一番乗りを果たしました。

和歌山北は、統合した和歌山西を含め、初めてのベスト4進出です。一方、部員わずか10人の南部龍神は、シード校の箕島を破るなど、今大会2勝の健闘をみせましたが、及びませんでした。

続く第2試合、シード校の和歌山南陵 対 近畿大学附属新宮の私学対決は、和歌山南陵が、今大会3本目のホームランを放った上田(うえだ)の活躍などで、9対2で近大新宮に8回コールド勝ちしました。

この試合、和歌山南陵は、1回表に4番上田の左中間を破る2点2塁打などで、いきなり3点を奪いました。和歌山南陵は、2回以降もピッチャー片岡(かたおか)のタイムリーなどで1点ずつを挙げたのに対し、近大新宮は5回裏2番井上槙晟(いのうえ・てんせい)のライトへのツーベースで2点を返す意地をみせました。

しかし、和歌山南陵は、終盤の8回、上田がレフトに今大会第3号となるツーランホーマーを放って、とどめを刺し、9対2で、近大新宮に8回コールド勝ちしました。和歌山南陵は、2年連続2回めのベスト4進出です。

また、試合後、勝ったチームが準決勝戦のくじを引き、和歌山南陵が第1試合、和歌山北が第2試合と決まりました。

大会13日目のあす(24日)は、シード校の市立和歌山 対 新宮と桐蔭 対 海南の準々決勝残り2試合が行われ、ベスト4が出そろいます。

和歌山放送では、あすも午前8時50分から、全ての試合を実況生中継でお伝えします。

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