史跡和歌山城「扇の芝」一部が国史跡追加指定へ

2023年07月21日 21時00分

歴史・文化

国の文化審議会は、きょう(21日)開いた文化財分科会で、すでに国の史跡となっている和歌山市の和歌山城にある「(おうぎ)(しば)」の638平方メートルをさらに追加で史跡に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

扇の芝遠景(南西から)※和歌山市提供

扇の芝は、和歌山城の北西から南西部に広がる見通しの良い芝地(しばち)で、堀が無い代わりに有事に備えて敵の動きを見通す軍事的な役割と、江戸末期の弘化(こうか)3年・1846年に天守閣が落雷で焼失したあとの再建工事を行う「御普請所(ごふしんじょ)」として利用されたことから、メンテナンスヤードとしての役割を持っていたと考えられていて、和歌山城と一体性の強い敷地として紀州徳川家が維持と管理を行ってきました。

2018年に扇の芝の一部が国の史跡に指定されたのをはじめ、2019年から去年(2022年)まで、毎年、追加で指定されていて、今回で6回目の追加指定となりました。これにより史跡指定された扇の芝の面積は、およそ21万969平方メートルになりました。

今回の追加指定で和歌山県内の国指定史跡の件数は変わらず、31件のままです。指定が正式に決まり次第、後日、官報で告示されます。

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