和歌山県の岸本(きしもと・)周(しゅう)平(へい)知事は、今月（７月）１７日から１９日まで中国の香港(ホンコン)を訪れ、現地の旅行会社や貿易セクションの責任者にインバウンドの誘客促進や、県産食材などをＰＲしました。

岸本知事は、１７日に関西国際空港から香港に入り、以前から和歌山へインバウンドを多く送り込んでいる団体旅行最大手「ＥＧＬツアーズ」の袁(えん・)文(ぶん)英(えい)社長に感謝状を贈呈して、新型コロナ収束後の和歌山への誘客促進を改めて要望しました。

翌１８日には、在香港大使の岡田(おかだ・)健一(けんいち)総領事に香港の概況の説明を受け、今後の和歌山への誘客や県産品の販路拡大について意見を交換したほか、香港貿易発展局のマーガレット・フォン総裁との会談では、発展局主催の国際見本市への参加などで積極的な交流を進めることで合意しました。

また、香港で日本産食品を輸入している「味(あじ)珍味(ちんみ)」有限公司や、香港そごうでの和歌山フェアを訪れたほか、１９日には、香港最大の書籍見本市「香港ブックフェア」の和歌山県ブースで、岸本知事と岡田総領事が現地のテレビ番組に出演し、和歌山県の観光をＰＲしました。

岸本知事は「香港は和歌山県を訪れるインバウンドのシェアナンバーワンを誇る大事な地域で、和歌山産の桃や、はちみつ梅といった甘い果物や食べ物の需要も高く、今後の観光・経済的交流促進のため、県を挙げて関係を強化していく」と総括しました。