【新型コロナ】和歌山県内感染増加傾向・岸本知事「各自で対策を」

2023年07月21日 21時06分

福祉・医療

和歌山県内で新型コロナウイルスの保健所別定点報告数が、先月末(6月)から今月(7月)にかけて、全国平均を上回っている状況について、和歌山県の岸本(きしもと・)(しゅう)(へい)知事は「自主的な感染対策や、高齢者など重症化リスクが高い人への感染防止の徹底、体調不良時の適切な受診などを各自にお願いする」と述べました。

定例記者会見での岸本知事(7月21日・和歌山県庁)

県・健康推進課の調べによりますと、新型コロナウイルスの県内の感染状況の目安となる保健所別定点報告数は、先月26日から今月2日までの第26週では、県全体が全国平均を0・09ポイント上回る7・33人、今月3日から9日までの第27週では、県全体が全国平均を1・06ポイント上回る10・20人となっています。

新型コロナ対策・政府分科会の尾身(おみ・)(しげる)会長は「全国的に感染者が微増傾向で、第9波が始まっている可能性がある」と指摘していますが、岸本知事は、けさ(21日)の定例記者会見で「まだ県の専門家から第9波に入ったとは言われておらず、あくまでの専門家の判断に従う。県民には、手洗いうがい、消毒、適切な受診など、事前の自主的な感染対策をお願いし、とくに感染リスクの高い高齢者や既往症のある人への配慮を併せてお願いする」と述べ、関西広域連合がきのう(20日)出した「夏休み 健康生活宣言」に沿った行動をとるよう、呼びかけました。

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