【高校野球】大会9日目 南部龍神・和歌山北ベスト8へ

2023年07月19日 19時16分

スポーツ社会

和歌山市の紀三井寺公園野球場で行われている第105回全国高等学校野球選手権記念和歌山大会の大会9日目のきょう(19日)、3回戦2試合が行われ南部龍神と和歌山北がベスト8入りし、大会12日目の第1試合で対戦することになりました。

第1試合は、2回戦で南部を破ったシード校の箕島と、2回戦で県立和歌山を破った南部龍神が対戦し、南部龍神が5対4で競り勝ちました。南部龍神はベスト8一番乗りです。

試合は、箕島が1回裏、ワンアウトからランナーを1塁に置いて3番・矢倉(やぐら)がレフトオーバーのタイムリーツーベースヒットで1点を先制して勢いに乗り、さらに4番・澤(さわ)のレフトポール際へ大会第6号となるツーランホームランで3対0とリードを奪いました。

これに対して南部龍神は3回表、9番・酒井(さかい)がヒットで出ると、1番・駒宮(こまみや)がライトオーバーのツーベースでノーアウト2塁・3塁として2番・濱畑(はまはた)のセンター前タイムリーヒットで2点を返しました。

さらに南部龍神は5回表、ツーアウトから2本のヒットとフォアボールで満塁として5番・山本(やまもと)の2点タイムリーなどで3点を挙げて逆転に成功しました。

2回以降、毎回ランナーを出しながら追加点を奪うことのできない箕島は7回裏、ワンアウト1塁・3塁から4番・澤(さわ)のセンター前タイムリーヒットで1点を返しますが、南部龍神の先発・エースの山本(やまもと)の粘り強いピッチングで追撃を断ち切り、南部龍神がシード校の箕島を5対4で破って10年ぶり2回目の準々決勝進出を1番乗りで決めました。

第2試合は、2回戦で和歌山東を破った田辺工業と1回戦で紀央館、2回戦で慶風を破った和歌山北が対戦し、和歌山北が6対4で逆転勝ちしました。

田辺工業は1回裏、1番・キャプテンの森西(もりにし)がレフトオーバーのツーベースヒットで攻撃の口火を切ると、フォアボールとデッドボールでワンアウト満塁として5番・樫本(かしもと)がライトへ2点タイムリーを放ち先制しました。

和歌山北は2回表、ワンアウト2塁・1塁から7番・川口(かわぐち)がセンター前にタイムリーで1点を返すと、5回表にもワンアウト3塁・1塁から2番・井端(いばた)の内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し、同点に追いつきました。

同点に追いつかれた田辺工業は6回裏、8番・田組(たくみ)の内野安打などで2点を挙げ、再びリードを奪いました。

7回、8回にそれぞれ1点を返して再び追いついた和歌山北は9回表、デッドボールと送りバントで進んだランナーを2塁に置いて2番・井端(いばた)のライト前ヒットで勝ち越しに成功、さらに1点を加えて6対4で田辺工業に逆転勝ちを収め、統合前の和歌山西高校時代にベスト8へ進んだ1999年以来24年ぶり2回目の準々決勝進出を決めました。

この結果、南部龍神と和歌山北は7月23日の大会12日目第1試合でベスト4進出をかけて対戦します。

あす(20日)は、終業式で試合がなく、あさって(21日)大会10日目の試合が行われます。

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