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「島正博ものがたり」寄贈の島名誉会長に尾花市長が感謝状

2023年07月18日 16時13分

政治教育社会経済

和歌山市のニット横編機大手・(しま)精機(せいき)製作所(せいさくしょ)(しま・)正博(まさひろ)名誉会長の半生を描いた児童向け冊子「島正博ものがたり」を、和歌山県内すべての小学4年生に寄贈した公益財団法人・島財団に対し、きょう(18日)和歌山市の尾花(おばな・)正啓(まさひろ)市長が、感謝状を贈呈しました。

記念撮影のもよう(※左から尾花市長・島名誉会長・7月18日・和歌山市役所市長室)

島正博ものがたりは、島財団が、島名誉会長のものづくりのモットーである「(あい)()創造(そうぞう)」の精神を、次の世代を担う和歌山の子どもたちに伝えようと作成した冊子で、県教育委員会を通じて、県内すべての小学4年生に配布し、このうち、和歌山市内ではおよそ2750人に配布されました。

島名誉会長と島財団の大江(おおえ・)(よし)(ゆき)理事長が、きょう午後、和歌山市役所の市長室を訪れ、尾花市長に冊子の目録を贈呈し、尾花市長から島名誉会長に感謝状が贈られました。

懇談のもよう

島名誉会長は、和歌山大空襲直後の焼け野原から、家族を養うため少しずつ畑を耕したことや、ミシンを開発する際に蒸気機関車の車輪の動きからヒントを得たエピソードなどを振り返り「失敗は成功の母とはよく言ったもので、若い人にも多くの失敗からアイデアを生み出して欲しい」と語りました。

尾花市長は「小学4年の多感な時期にこれを読んだ多くの子どもたちが、様々なことに気付きを得て成長につながると思う」と感謝しました。

島財団では「これを契機に、子どもたちがより一層本に親しみ、知識や知恵を得て、ものづくりの楽しさを知り、 感性や情感を磨いて欲しい」と話しています。

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