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【高校野球】和歌山大会6日目、田工・田辺・向陽が勝つ

2023年07月16日 18時50分

スポーツ

夏の甲子園をめざす高校野球和歌山大会(第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会)は、6日目のきょう(16日)、和歌山市の紀三井寺公園野球場で、2回戦3試合が行われ、いずれも接戦を制した田辺工業と、田辺、それに、向陽が勝ちました。

第1試合の和歌山東対田辺工業戦は、点の取り合いから、終盤に得点を重ねた田辺工業が、5対4で和歌山東を下しました。

田辺工業は1回表、和歌山東のピッチャー前芝(まえしば)の立ち上がりを攻め、1点を先制しました。その裏、和歌山東は、2アウト2塁から、4番谷村(たにむら)のタイムリーヒットで1点を返し、同点に追いつきました。和歌山東は、3回の裏、2番平川(ひらかわ)の2ベースヒットと3番市川のヒットエンドランで、ノーアウト1・3塁とし、4番谷村のセンター前タイムリーヒットで勝ち越し、2対1としました。一方、田辺工業は、7回表、リリーフのエース伊藤からエラーとフォアボールで1・2塁とし、3番破戸(はと)のタイムリー2ベースで、ランナー2人が返り、3対2と逆転しました。さらに、田辺工業は、8回と9回に、それぞれ1点を追加し、5対2とリードを広げました。4回以降、再三ランナーを出しながら、チャンスを生かすことが出いなかった和歌山東は、最終回の9回裏に、ショートのタイムリーエラーと犠牲フライで、5対4と追いすがりましたが、田辺工業が逃げ切り、3回戦進出を決めました。

勝った田辺工業は、大会9日目(19日)の第2試合で、慶風と和歌山北の勝者と対戦します。

続く第2試合の和歌山商業対田辺戦は、田辺が終盤の猛攻で逆転し、5対3で和歌山商業に勝ちしました。

3回表、和歌山商業は、2本のヒットとフォアボールで2アウト満塁とし、5番竹中(たけなか)のセンター前タイムリーで、2人のランナーが返り、先制しました。さらに、和歌山商業は、5回途中からマウンドに上がったエース原から、7回の表、ランナーを1塁に置いて、3番細田(ほそだ)が右中間にタイムリースリーベースヒットを放ち、1点を追加し、3対0とリードを広げました。田辺は、和歌山商業の先発ピッチャー、福本(ふくもと)の丁寧なピッチングに、ランナーを出しながらも得点できませんでした。田辺の反撃は8回、ノーアウト1塁からヒットとデッドボールで満塁とし、2番宮前の犠牲フライで1点を返しました。攻め立てる田辺は、4番・山本陣世(やまもと・じんせい)のサードゴロエラーで3対2、なおも、ランナー2人を置いて、5番岩手がセンターオーバーのタイムリー2ベースを放ち、4対3と逆転に成功しました。その後、1点を追加し、5対3とした田辺は、9回の和歌山商業の攻撃を抑え、3回戦進出を決めました。

勝った田辺は、大会10日目(21日)第2試合で、初芝橋本と近大新宮の勝者と対戦します。

第3試合の向陽対日高中津戦は、一度は逆転された向陽が、後半に相手のミスにから得点を重ね、再逆転し、粘る日高中津を6対3で振り切りました。

この試合、先制したのは向陽で、2回表、ツーアウトでランナーを2塁に置いて、8番の立尾(たてお)のセンター前タイムリーで1点を取りました。一方、日高中津は3回裏、ツーアウトランナー2塁から、サードの悪送球でランナーが返り、1対1の同点とし、なおもランナー2塁から、2番市木(いちぎ)のライト線のタイムリーツーベースで、2対1と勝ち越しました。後半に入った6回表、向陽はツーアウト2・3塁で、サードのエラーで同点に追いつき、満塁とした後、
セカンドのエラーで、ランナー2人が返り、再逆転し、4対2と勝ち越しました。終盤は、7回と9回に向陽が、8回には日高中津が1点ずつを取り合う
展開となりましたが、最後は、向陽のエースピッチャー齊藤(さいとう)が126球の粘りの投球をみせ、日高中津を6対3で振り切りました。

勝った向陽は、大会11日目(22日)第1試合で、橋本と新宮の勝者と対戦します。

夏の高校野球和歌山大会は、7日目のあす(17日)も紀三井寺公園野球場で、粉河対海南と、慶風対和歌山北、それに、初芝橋本対近大新宮の2回戦3試合が行われます。和歌山放送ラジオでは、あすも午前8時50分からすべての試合を実況生中継でお伝えします。

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