南海りんかんバス、運賃引き上げを申請

2023年07月16日 15時24分

交通経済

橋本市に本社がある「南海(なんかい)りんかんバス」は、このほど(10日)、近畿運輸局に、路線バスの上限運賃の変更を申請したと発表しました。

南海りんかんバスでは、理由として、沿線人口の減少や新型コロナの感染拡大による生活様式の変化、世界遺産高野山エリアの観光客の減少、乗員不足を補うための人件費確保、それに、燃料費・原材料費などの輸送コストの上昇などを挙げています。

申請通り認可されれば、10月1日から、橋本市や高野山内など運行する路線バスの運賃が、平均19・6%値上げされ、初乗り運賃が、現行の140円から160円になるほか、高野山駅前から奥の院前が、90円上がって510円に、林間田園都市駅前から橋本市民病院前が、60円値上げされ350円に改定されます。南海りんかんバスの運賃の改定は、消費税率引き上げに伴う変更を除けば、1991年以来32年ぶりとなます。

なお、京都と高野山を結ぶ高速バスや、橋本市コミュニティバスの運賃は、変更しないということです。

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