第6回「けん・さん・ぴん建設資材フェア」
2023年07月07日 17時56分
和歌山県内の建設資材メーカーなどによる商品や技術の展示会「和歌山県けん・さん・ぴん建設資材フェア」が、きょう(7日)和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれました。
これは、建設用資材や技術を供給する県内の事業者の営業促進や、公共事業の品質の確保、コストの削減などを図る「建設資材の地産地消」を目指して、県が2007年に県内企業の登録制度を創設し、登録企業による展示会を毎年開催しています。
会場の和歌山ビッグ愛・展示ホールには34登録事業者のブースが開かれ、のり面の崩落を防ぐフレームや、工事用看板などが展示され、建設関連の業者らが説明を受けていました。
この中で、紀州材を特殊加工し、腐食しにくいウッドデッキなどを開発した山一製材株式会社の木下憲治社長は「屋外でも紀州材を活用できるシーンを増やすことで、林業や関連産業にフィードバック出来ます」と話していました。
きょうは、展示会に先立ち式典が開かれ、主催者を代表して、和歌山県産品建設資材登録事業者連絡会の谷垣和伸会長は「どの製品や工法も県外製品には負けていない。きょうを契機に、さらに新しい製品や技術を開発し、県民生活や県政の浮揚に役立てたい」と述べました。
またきょうは、和歌山県の岸本周平知事や県選出の国会議員らも視察に訪れました。岸本知事はけん・さん・ぴん制度について「県が発注する公共工事で県産品を使用する業者は、総合評価の入札方式の場合は加点されるなど、県内産業の活性化をはかる上で他県にはあまりみられない“和歌山モデル”といえる」と強調しました。