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紀の川上下流の小学生同士が加太小学校で交流

2023年07月06日 17時58分

イベント教育社会

毎年恒例となっている、紀の川上流の奈良県川上村(かわかみむら)と、河口の和歌山市の小学生同士の交流が、きょう(6日)から始まりました。

全員そろっての記念撮影(7月6日・和歌山市立加太小学校)

紀の川は奈良県では吉野川(よしのがわ)と呼ばれ、その上流で治水と利水を担う大滝(おおたき)ダムがある奈良県川上村立川上小学校と、紀の川河口の和歌山市立加太(かだ)小学校とは、紀の川・吉野川の流域にあることが縁で、2001年から毎年、交互に学校を訪れる交流活動を続けています。

あいさつする川上小学校の児童ら

ことし(2023年)は、加太小学校がホストとなり、きょうから1泊2日の日程で、川上小学校の児童らが、小学校や周辺の交流施設で様々な体験プログラムを行います。

いもむしゲームで自己紹介し合う児童ら

初日のきょうは、体育館で出会いの会が開かれ、川上小学校の一行を歓迎するレクリエーションを行いました。

テングサの袋詰めのようす

続いて家庭科教室で、加太の特産品で寒天の原料となるテングサの袋詰め作業を行い、山の中にある川上小学校の児童らは、普段見慣れない海産物に興味津々の様子でした。

川上小学校と加太小学校の児童は「とても楽しくて素晴らしい取組みです。加太小学校と川上小学校だからこそできると思います」と話し、交流を楽しんでいました。

午後からは、地元の人に手伝ってもらい、ヒラメの稚魚を放流し、海水浴を楽しみました。

川上小学校6年の菅永人(すが・えいと)くんは、「稚魚はかわいいと思った。大きく育ってほしい」と話し、5年生の中平静空(なかひら・しずく)さんは「海の水は思ったより塩辛くなかった」と話していました。

参加した児童は、海水浴を楽しんだあと、学校近くの青少年交流センターに宿泊し、カレー作りやレクリエーションを楽しむほか、あす(7日)は、友ヶ島(ともがしま)を巡り、帰路につく予定です。

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