和県交通指導員会連絡協議会 総会で表彰式

2023年07月04日 19時26分

交通社会

和歌山県交通指導員会連絡協議会の通常総会がきょう(7月4日)、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、長年、交通指導員として活動してきた人たちが表彰されました。

岸本知事から感謝状を受け取る上西さん(左)

総会には、県内各地で地域の交通安全に尽力している交通指導員らおよそ100人が出席したほか、来賓として岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事や県議会の濱口太史(はまぐち・たいし)議長、県警の山崎洋平(やまさき・ようへい)本部長が出席しました。

総会では、はじめに、この1年間に交通事故で亡くなった人に対する黙とうが行われたあと、10年以上にわたって交通指導員を務めている5人に知事感謝状が、交通指導員として3年以上活動している18人に会長表彰が、それぞれ贈られました。

清岡会長から表彰状を受け取る力谷昭夫さん(左)

県・交通安全指導員会連絡協議会には、市町村長らの委嘱を受けたおよそ780人の交通指導員がいて、通学路での見守りや、イベント開催時の交通整理など、ボランティアとして地域の交通安全を支えています。

受賞した皆さん

県・交通指導員会連絡協議会の清岡幸子(きよおか・ゆきこ)会長は「交通事故の発生件数は、21年連で減少していますが、今年に入り、すでに12件の死亡事故が発生しています。私たちは、こうした悲惨な交通事故を1件でも減らすため、交通情勢の変化に柔軟に対応し、関係機関と連携して各地域の指導者として交通安全の活動に取り組んでいきたい」と挨拶しました。

挨拶する清岡会長

受賞者を代表して、知事感謝状を受けた白浜町交通指導員会の上西博文(うえにし・ひろふみ)さんが「交通事故防止に少しでも役に立てれば、と取り組んできたことが、このような栄誉を得ることができ、誠に光栄。この受賞を心の糧(かて)とし、より一層、地域の交通安全のために活動します」と決意を語りました。

謝辞を述べる上西さん

和歌山県警によりますと、ことし(2023年)になって県内で発生した12件の交通死亡事故のうち、3件は、飲酒運転によるもので、総会で挨拶した山崎県警本部長は、「決して楽観できる状況ではない」と話しました。

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