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【大雨】農林水産被害額確定・130億円に

2023年07月04日 19時27分

災害・防災経済

先月(6月)初旬の大雨で、和歌山県内で発生した農林水産関連の被害額が、きょう(4日)確定し、最終的には130億6585万円に達しました。

県・農林水産総務課のまとめによりますと、農作物は和歌山市や海南市、紀美野町(きみのちょう)など、紀北を中心に畑の冠水や土砂の流入などが相次ぎ、イネやニンジン、ナス、キュウリ、ウメ、ミカン、カキなど多くの野菜や果物に、あわせて9429万円の被害があったほか、園地の崩壊で柑橘や梅、桃、ぶどう、さんしょうなどの樹木にも18億7177万円の被害がありました。

ビニールハウスやモノレール、スプリンクラー、農業用倉庫などの損壊はあわせておよそ21億円、畜産関連では、有田(ありだ)地方を中心に鶏舎が水没してニワトリやアヒルなどが死ぬなど、およそ2693万円の被害になりました。

このほか、農地ののり面の崩壊や、ため池、水路、道路の破壊や崩壊なども相次ぎ、47億1320万円あまりの被害になりました。

林業関連では、全県的に林道ののり面や路肩の崩落、山崩れ、シイタケなどの栽培施設の損壊が相次ぎ、被害額はおよそ18億円、水産関連でも、広川町(ひろがわちょう)で漁船4隻の転覆、湯浅町(ゆあさちょう)で養殖の貝のへい死が発生し、あわせて150万円の被害となりました。

これらをあわせた最終的な被害総額は、130億6585万円になりました。

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