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特急「南紀」 ハイブリッド方式の新型車両運転開始

2023年07月01日 18時38分

社会

JR東海の新型の在来線特急車両「HC85系」がきょう(1日)、名古屋駅と紀伊勝浦駅の間を走る特急「南紀(なんき)」で営業運転を始めました。

HC85系は去年(2022年)7月、名古屋駅と岐阜県の高山(たかやま)駅を結ぶ特急「ひだ」で営業運転を開始しました。

南紀の「キハ85系」の定期列車は先月(6月)末で運転を終了して、HC85系に統一され、列車のデッキには、沿線の三重県の伝統工芸品の展示スペースが設置されました。

HC85系は、エンジンでの発電と蓄電池の電力を組み合わせてモーターを回して走る「ハイブリッド方式」を採用していて、燃費の向上により、二酸化炭素の排出量を30%程度削減できるということです。

JR東海の丹羽俊介(にわ・しゅんすけ)社長はきょう(1日)の出発式で「安全・安定性、環境性能でもこれからの時代に適合した車両だ」と話しました。

特急「南紀」での運転開始を記念してきょう、1番列車の始発駅となる名古屋駅で出発式が行われました。

そして、新宮駅では近畿大学新宮高校・中学校の吹奏楽部員が演奏で列車を迎えたほか、終点となる紀伊勝浦駅でも列車の到着にあわせて歓迎セレモニーが行われました。

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