不平等条約改正130年「龍馬World in 和歌山」来年(2024年)7月開催へ

2023年06月30日 19時05分

イベント歴史・文化

明治維新後の外務大臣として海外との不平等条約の改正を達成した和歌山市出身の陸奥宗光(むつ・むねみつ)と、海援隊(かいえんたい)などで行動を共にし陸奥に多大な影響を与えた幕末の志士・坂本(さかもと・)(りょう)()を顕彰する全国大会が、来年(2024年)7月、和歌山市の和歌山城ホールで開かれることになりました。

「龍馬World in 和歌山」の開催発表のもよう(6月30日・和歌山県庁)

これは、和歌山市の市民団体『「陸奥宗光 外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会』や、「紀州 宗光(むねみつ・)(りょう)馬会(まかい)」などによる実行委員会が、来年7月7日が陸奥の生誕180年、また、7月16日がイギリスとの不平等条約の改正を達成して、130年の節目にあたることから企画したものです。

来年7月13日から15日までの3日間「第36回 龍馬World in 和歌山」と銘打ち、和歌山城ホール・大ホールで、坂本龍馬のふるさと・高知県をはじめとする、全国で龍馬を顕彰する市民団体や市民が一堂に会する交流会が開かれるほか、和歌山市や高野(こうや)熊野(くまの)など陸奥のふるさと・和歌山での足跡(そくせき)を巡るエクスカーションなどが行われる予定です。

実行委員会では「いま、各地で紛争が相次ぐ世界情勢は、陸奥の活躍した明治初期によく似ている。だからこそ、龍馬の思想に影響を受け、戦争をせずに対等な国際関係を築く土台をつくった陸奥の大義(たいぎ)を、より多くの人々に知ってほしい。平和は多くの先人の努力と犠牲の上にあることを伝えたい」と話していて、後日、大会の具体的な内容を公表する予定です。

なお実行委員会では、来月(7月)16日の午後1時から、和歌山市()(びら)の和歌山ビッグ愛・大ホールで、1年前のプレイベントとして「陸奥宗光と和歌山 ―不平等条約改正130周年に向けて―」を開き、有識者の基調講演やパネルディスカッションを繰り広げ、気運を高めます。

参加は無料で、定員は先着120人です。申し込みは「紀州 宗光龍馬会」のフェイスブックや、電話073(425)2278番で受け付けています。

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