【大雨】農林水産大臣政務官が有田市のみかん畑崩落現場を視察

2023年06月28日 18時12分

政治災害・防災社会経済

今月(6月)初旬に発生した大雨を受け、きょう(28日)藤木眞也(ふじき・しんや)農林水産大臣政務官が有田市(ありだし)を訪れ、崩落したみかん畑を視察しました。

地元のみかん農家(右)から被害の状況を聞く藤木政務官(左)(6月28日・有田市山田原)

藤木政務官は、今月初旬の大雨で崩落した有田市の宮原町(みやはらちょう・)(ひがし)山田原(やまだはら)の2カ所のみかん畑を視察し、農家から話を聞いて被害状況を確認しました。

意見交換のもよう

このあと、有田市の望月(もちづき・)良男(よしお)市長から、早期復旧に向けた技術面・経済面での支援を求める要望書が手渡されたほか、農家の代表らとの意見交換が行われました。

藤木政務官(右)に要望書を手渡す望月有田市長(左)

望月市長は「仮に要望が叶っても、斜面地の復旧は手作業に近く大変なので、3年の期限内に終わらせるには、入札の段階から柔軟に対応しなければ到底出来ない。我々地元も一生懸命考えるので、どうか相談に乗ってほしい」と訴えました。

記者の質問に答える藤木政務官

意見交換後、記者の質問に応じた藤木政務官は「2018年の西日本豪雨での愛媛県と似たような被害が発生した。みかん農家の話から、早期復旧と仕事の再開への強い思いを感じた。きのう(27日)激甚災害指定の見込みが立ち、我が省の災害対応の技術を駆使して、できるだけ次の災害につながらないような改良復旧に取り組むべきだ」と述べ、早期復旧を支援する考えを示しました。

崩落したミカン畑を視察する政務官一行

県・農林水産総務課などの調べによりますと、この大雨で、有田市内では200カ所以上のみかん畑で崩落などの被害が確認されたほか、県内の広い範囲で、果樹園や農道・林道の崩落、畑や鶏舎、漁業施設などの浸水被害が相次ぎ、今月14日の時点で被害総額が72億5千万円に達していて、 今後、さらに増えるとみられます。

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