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紀の川上流と下流で続く交流 今年は加太で開催

2023年06月26日 19時06分

教育社会

紀の川の上流と下流で長年、行われている小学生同士の交流が、今年も来月(7月)、和歌山市で行われます。

これは、奈良県から和歌山県にかけて流れる紀ノ川の上流にある奈良県川上村の村立川上小学校と、下流にある和歌山市の市立加太小学校が、2001年から行っているもので、毎年、交互に相手の地域を訪れています。

今年は、7月に川上小学校の児童が、和歌山市の加太地域を訪れることになっていて、加太小学校では、歓迎の準備が進んでいます。

加太小学校の5年生と6年生は、歓迎式の段取りや、一緒に遊ぶレクリエーションの内容を考えるとともに、おみやげとして、てんぐさを持って帰ってもらうため、雨の降らない日に、てんぐさの天日干しを繰り返してきました。

加太小学校の5年生と6年生は、あわせて13人、同じ教室で学ぶ複式学級で、5~6年生の担任、岸笑和王(きしえ・わお)教諭は、「同じ学年の友だちが少ない加太小学校の児童にとって、他の地域の子どもたちと交流できるのは、良いことだし、あらためて加太の良さを感じてもらえる」と話しています。

また、加太小学校では、川上村と交流するにあたって、毎年、5年生が川の上流と下流にそれぞれ棲む生き物などを学んでいます。

去年は、加太小学校の5~6年生が、川上村を訪れ、紀の川上流の大滝ダムでカヤックを体験したあと、希望する児童が、救命胴衣を着けてダム湖に飛び込む経験をするなど川上村の人たちから歓迎された経緯があり、去年、川上村を訪れた6年生も、その話を聞いた5年生も、川上村の小学生に楽しんでもらおうと意気込んでいます。

今年は、紀の川上流に住む川上小学校の児童が、来月6日と7日の2日間、下流の和歌山市を訪れ、加太小学校の児童と交流することになっていて、川上小学校からは、「海で泳ぎたい」というリクエストが届いているということです。

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