駐日ウクライナ特命全権大使が和歌山県庁を表敬訪問

2023年06月26日 18時55分

政治社会

ロシアの侵攻を受けているウクライナ共和国の駐日特命全権大使が、きょう(26日)和歌山県庁を訪れ、早くから義援金を送っている和歌山県に対して、感謝の気持ちを伝えました。

岸本知事(右)に記念切手をプレゼントするコルスンスキー大使(左)(6月26日・和歌山県庁知事室)

県庁を訪れたのは、ウクライナ共和国のセルギー・コルスンスキー駐日特命全権大使です。

懇談する両者

コルスンスキー大使は、県庁の知事室を訪れ、岸本(きしもと・)(しゅう)(へい)知事に「和歌山県では、ウクライナ侵攻の直後から県民に義援金をつのり、これまでに4回にわたって、あわせて3290万円を駐日ウクライナ大使館に寄付して頂いた。大変感謝している」とお礼を述べました。

これに対し、岸本知事は「大変な思いをしている人や、亡くなった人の遺族に心からお見舞いとお悔やみを申し上げる。我々地方政府は数多くの災害復旧を経験しているので、何かとお手伝いが出来ると思う。地方政府同士の協力も大事なので、和歌山県もそれに貢献したい」と応えました。

和歌山産の梅酒をプレゼントし握手を交わす岸本知事(右)

このあと、コルスンスキー大使から、柔道経験者の岸本知事に、バンクシーによる柔道のイラストがデザインされたウクライナの記念切手が、岸本知事からコルスンスキー大使には、和歌山産の梅酒が、それぞれプレゼントされ、両者が固く握手を交わしました。

これに先立ち、コルスンスキー大使は和歌山県議会の濱口(はまぐち・)(たい)()議長も訪ね、支援へのお礼を述べました。

和歌山県内では7人のウクライナ人が避難生活を贈っていますが、コルスンスキー大使は「安全な環境で避難できたことを嬉しく思う。避難者には和歌山での地域貢献をしてほしい。戦争はいつか終わる。日本で暮らした避難者は、戦後のウクライナと日本の関係が活発化する際にとても大事な人材となるので、ぜひ頑張ってほしい」と呼びかけました。

コルスンスキー大使は、今後も、支援を受けた全国の自治体を回って感謝の気持ちを伝えるということです。

なお和歌山県では、引き続き「ウクライナ人道危機義援金」を募集しています。詳しくは、県・国際課のウェブサイトに掲載されています。

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