自民・鶴保庸介参院議員が衆院新1区出馬表明

2023年06月17日 20時01分

政治

参議院・和歌山県選出で自民党の鶴保庸介(つるほ・ようすけ)議員56歳が、きょう(17日)和歌山市の自民党和歌山県連で記者会見を開き、次の衆議院総選挙で、和歌山新1区から党公認で立候補することを表明しました。

鶴保議員は大阪府出身で、東京大学法学部を卒業後、衆議院議員の秘書を経て、1998年7月の参議院選挙で初当選し、現在5期目です。この間、国土交通副大臣や、沖縄および北方対策の内閣府特命担当大臣などを歴任しています。

1票の格差を是正するため、衆議院・小選挙区の数を「10増10減」する改正公職選挙法が成立し、和歌山県の区割りが、次の総選挙からこれまでの3から2に減ることになり、自民党県連で立候補予定者を協議した結果、これまでの和歌山市に岩出市と紀の川市を加えた和歌山新1区に鶴保議員を、それ以外の市町村の新2区に、二階(にかい・)(とし)(ひろ)元・党幹事長84歳を決定したほか、現在和歌山2区の石田(いしだ・)(まさ)(とし)元・総務大臣71歳は、比例近畿ブロックに決まりました。

衆議院への鞍替えを決めた理由について、鶴保議員は「4月の和歌山1区補欠選挙の時と変わらず、和歌山や国のために覚悟を決めて手を挙げ続けてきた。補欠選挙では多くの支援を頂いたにもかかわらず、当選という形で応えられず、県連として反省するとともに、次は『私が自民党を変えるんだ』と主張し、絶対に勝たなければならない」と述べました。

その上で新1区の課題について「一丁目一番地は人口減少だ。そのために、移住促進の一歩手前の観光振興やPR促進で和歌山1区エリアの誘客をはじめ、科学技術や農林水産業の振興などに尽力したい」と話しています。

鶴保議員は、現在、現職の参議院議員のため、新1区の支部長候補者となっていますが、自民党県連の山下(やました・)直也(なおや)幹事長は「和歌山や国のための重要な仕事があるので、議員辞職をするか、立候補による自動失職を選ぶかは、時期を見て適切に決めたい」と話しています。

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