アユの「トントン釣り」 古座川で解禁
2023年06月16日 20時41分
古座川町の古座川の支流、小川(こがわ)にある観光名所「滝の拝(たきのはい)」できょう(6月16日)、餌を付けず針と重りだけでアユを釣る「トントン釣り」が解禁されました。
滝の拝は、無数の穴が開いた奇岩で知られ、岩を削るように流れる落差およそ8メートルの滝の周辺に、川をさかのぼるアユが集まります。
釣りの手法は、滝つぼに釣り糸を垂らし、針を水中で上下させ、アユを引っかけるもので、重りを川底に何度も当てる動作から「トントン釣り」と呼ばれ、この漁は、古座川漁協の組合員のみに許されています。
きょう午前6時半頃から釣り始めた、地元・古座川町の谷口清(たにぐち・きよし)さん91歳は、「引っかけたときの感触がたまらない」と釣り上げたアユを手に笑顔で話していました。