和歌山県・廃棄物不法投棄スカイパトロール

2023年06月16日 20時42分

政治社会

廃棄物が不法に投棄されていないかヘリコプターで上空から監視する、和歌山県と県警察本部合同の「スカイパトロール」が、きょう(16日)紀北地方で行われました。

ヘリポートを離陸するスカイパトロールの県警ヘリコプター(6月16日・和歌山市西浜)

これは、環境省による6月の環境月間にあわせて、県と県警が2001年から毎年合同で行っているものです。

ことし(2023年)のパトロールは、今月(6月)8日に中紀・紀南の上空で行われたのに続いて、きょうは、和歌山市や紀の川筋、高野山など紀北地方の上空で行われました。

ヘリコプターに乗り込む県・環境生活部の職員ら

きょう午前10時ごろ、県の中場(なかば・)(つよし)環境政策局長ら3人と県警のヘリパイロットらが乗ったヘリコプターが、 和歌山市西浜(にしはま)の県警ヘリポートを離陸し、山間部や沿岸、県境付近などに廃棄物が不法に投棄されていないか、上空から監視しました。

中場環境政策局長は「山間部など不法投棄がわかりにくい場所の早期発見を目指している。県としても不法投棄を防ぐことが最も大事と考え、この取り組みを通じて、県民の意識を高めたい。不法投棄を見つけたらすぐに通報してほしい」と呼びかけています。

廃棄物の不法投棄や焼却は廃棄物処理法違反にあたり、5年以下の懲役、1千万円以下の罰金、法人の場合は3億円以下の罰金がそれぞれ規定されています。

県では、本庁の廃棄物指導室や各保健所に窓口を設けて、不法投棄があった場合の通報を県民に求めています。電話番号は 073(441)2681番です。

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