東京で梅振興議員連盟が総会
2023年06月15日 16時16分
梅産業を政治の立場から応援する「梅振興議員連盟」の総会が、きのう(14日)東京・永田町の参議院議員会館で開かれました。
国会の終盤で解散・総選挙が取りざたされるなか、議員連盟の会長で自民党選挙対策委員長でもある森山裕衆議院議員は、所要のため参加しませんでしたが、議員連盟の幹事長で衆議院和歌山3区選出の
二階俊博元・党幹事長らが出席し、梅の生産と販売を盛り上げようと気勢を挙げました。
総会であいさつした二階議員は「梅振興に努力している皆さんに感謝する。梅は農産物の優等生で、これからも生産、販売を盛り上げよう」と呼びかけました。
続いて、農林水産省の担当者が、この1年の梅をめぐる動きを報告し、去年の全国の梅の栽培面積はおととしより2%少ない1万4200ヘクタールで、収穫量は、和歌山県では平年を上回りましたが、ほかの県の生産が減少したことにより、9万6600トンにとどまりました。
そんな中、梅酒の輸出額が2020年から右肩上がりで増えていて、去年はおととしより15億円多い136億円にのぼっています。主な輸出先は香港や台湾ですが、そのほかの国や地域への輸出の増大も期待されます。
このほか総会では、和歌山をはじめ、埼玉、群馬などの産地の振興策の取り組みなどが報告されたほか、議員連盟として、梅の品質向上や鳥獣被害の防止に向けた取り組みなどに関する決議を採択し、最後に、梅酒づくりの デモンストレーションも行われました。