県内の5月の倒産件数、負債額とも増加傾向

2023年06月08日 13時48分

社会経済

和歌山県内で負債額1000万円以上を抱えて倒産した企業は7件で、負債総額は1億9100万円に上ったことが民間の信用調査機関の調べでわかりました。負債額は一転増加傾向になりました。

民間の信用調査機関東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、倒産した企業は業種別では土木建設業1件、飲食店3件、食肉卸2件、衣料品店1件で地域別では、和歌山市と岩出市がそれぞれ2件、伊都郡、と有田郡、御坊市がそれぞれ1件でした。もっとも負債額が大きかったのは、和歌山市内の土木建設業者で負債額は6千100万円でした。7件の倒産の主な原因は販売不振で、従業員5人未満の小規模企業での倒産が大半を占めました。低水準だった4月に比べ先月(5月)は、件数、負債総額とも増加に転じました。東京商工リサーチ和歌山支店では、県内の企業倒産件数は単月では上下するものの、基本的に増加する傾向にあるとみています。

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