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飲酒運転根絶へ 県内酒類提供店にポスター依頼

2023年06月07日 18時30分

社会

新型コロナウイルスが5類に移行し、飲酒の機会が増える夏場を前に、和歌山県警察本部では、飲酒運転撲滅大使に任命した田辺市出身の歌手、天童よしみさんが「飲酒運転なめたらアカン」と呼びかけるポスターを、県内にある酒を提供する店に貼ってもらうため、警察官らが開店前の店を回って依頼しました。

ラウンジ「Noix」にポスター掲示を依頼する警察官(2023年5月30日)

このうち、和歌山県内最大の繁華街を抱える和歌山東警察署では、このほど(5/30)、警察官や地域交通安全活動推進委員らおよそ35人が、和歌山市の大新交番に集合し、12班に分かれて174店舗を回り、「店を利用する客が飲酒運転をすることのないよう、ポスターを貼って呼びかけてほしい」と依頼しました。

訪れた店の一つ、ラウンジ「Noix(ノワ)」では、客に対し、独自に代行タクシーの利用を呼びかける看板を入り口やトイレに設置していて、オーナーの上田木実(うえだ・このみ)さんは、「お客さんが代行タクシーをあきらめて飲酒運転しないよう、早めに来てもらえるよう工夫しています。これからもお客さんが飲酒運転をすることのないよう別の店のオーナーにも呼びかけたい」と話していました。

ラウンジ「Noix」の入り口とトイレには独自の『お願い』も

和歌山東警察署交通課の大江澄享(おおえ・きよたか)課長は「警察だけで飲酒運転を根絶するのは不可能で、酒類提供店の協力が不可欠。アポイントなしで直撃していますが、断られることはほとんどありません。天童よしみさんのお馴染みのフレーズ『飲酒運転なめたらアカン』と伝えてほしい」と話しました。

天童よしみさんは、去年10月から和歌山県警の「飲酒運転根絶大使」を務めています。

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