【大雨】海南市に災害救助法適用

2023年06月05日 20時11分

政治災害・防災社会

国と和歌山県は、大雨による浸水被害が相次いだ海南市に、災害救助法を適用することを決めました。

海南市は、今月(6月)2日から3日にかけての大雨で、床上浸水393件を含めて1244件の浸水被害が確認され、人口や床上浸水の件数に応じた適用基準を満たすとして、政府と県が災害救助法の適用を決めたものです。

適用されると、避難所の設置や住宅の応急修理などの費用は国と県が負担し、市町村の負担が不要になります。

また、被災者生活再建支援法の適用も可能となり、住宅の被害の程度に応じて25万円から300万円の支援金も支給されるようになります。

一方、災害救助法が適用されない海南市以外の被災者について、和歌山県の岸本(きしもと・)(しゅう)(へい)知事は「和歌山県災害見舞金」の制度を活用して救済にあたる考えを示しています。

この制度では、いずれも自然災害による住宅の全壊または流出には1世帯あたり1万円、半壊と床上浸水にはそれぞれ1世帯あたり5千円、死亡や行方不明者には1人あたり5万円、重傷を負った人には1人あたり5千円が支給されることになっています。

岸本知事は「被災地域を全力で支援するとともに、早期復旧に向けて尽力する」とコメントしています。

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