台風被害地 知事が視察
2023年06月05日 18時33分
台風2号に伴う大雨の影響で大きな被害のあった地域をきょう(5日)、和歌山県の岸本周平知事が視察しました。
視察を行ったのは、みなべ町の梅農園や有田川町のみかん園、床上浸水などの被害が出た海南市の日方地区、和歌山市の名草地区など大雨による被害が大きかった3つの市と2つの町です。
このうち有田川町では、大雨でみかんが植えられた山肌が崩れたみかん農家から当時の様子や苦悩などを聞き取りました。
岸本知事は、「特に住宅等への被害の大きかった海南市について災害救助法の適用を念頭に手続きを進めているが、被害にあわれた地域へ全力で支援を行うとともに早期復旧に向けて尽力していきたい」と述べ、県としてできるだけのことをしていく考えを示しました。
また岸本知事は被害面積が小さいが個人にとって大きな打撃を受けている被災者についても国に十分な対応を求めたいとしています。
現地視察がきょう(5日)になったことについての記者の質問に対して岸本知事は、「災害発生直後の視察は迷惑になるのでひかえていたが、地元の市や町と連絡をとって状況把握をしていた」と答えました。