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第22回「わかやま環境賞」の表彰式

2023年06月05日 18時32分

政治社会

環境保全に関する取組みが他の模範となった和歌山県内の個人や団体を表彰する、第22回「わかやま環境賞」の表彰式が、きょう(5日)和歌山県庁の正庁(せいちょう)で開かれました。

きょうの表彰式のもよう(6月5日・和歌山県庁・正庁)

わかやま環境賞は、県民の環境保全意識を高めようと、2002年度に創設され、今回で22回目です。

今回、最高峰の「わかやま環境大賞」には、紀の川市の廃棄物リサイクル業・株式会社大瀧(おおたき)商店(しょうてん)が選ばれました。

大瀧商店は、製鉄所で鉄鉱石から鉄を取り出す金属精錬を行う際に発生する金属のかす「スラグ」の吹きこぼれを防止するための「フォーミング抑制剤」をリサイクルした廃棄物から製造することに成功し、燃料のコークスの使用を減らすなど、環境保全につながっています。

表彰式で、大瀧商店の大瀧(おおたき・)(よし)(ひろ)社長に、和歌山県の岸本(きしもと・)(しゅう)(へい)知事から賞状と記念品が贈られました。

あいさつする大瀧社長

大瀧社長は「驚きと喜びでいっぱいです。今後もより良い取り組みができるよう頑張ります」とあいさつしました。

受賞者の記念撮影

このほか「わかやま環境賞」には、特産のぶどう山椒の廃棄物からアロマオイルを作るプロジェクトを起こした有田川町(ありだがわちょう)など、4団体が選ばれました。

また「特別賞」は、1000キロ以上の距離を渡る習性を持つチョウ「アサギマダラ」を理科の時間で学習し、フジバカマを植えて北山村への飛来に成功させた、北山村立北山小学校3年生に贈られました。

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