有田市(ありだし)は、新型コロナ禍の間、中止となっていた夏の花火大会「紀文(きぶん)まつり」を、ことし（２０２３年）８月１１日、４年ぶりに開催すると発表しました。

紀文まつりは、江戸時代、嵐のなか船を出して江戸にみかんを運んだ豪商・紀伊国屋(きのくにや・)文(ぶん)左(ざ)衛門(えもん)にちなんで、毎年８月に市内を流れる有田(ありだ)川(がわ)の河川敷で開かれている花火大会です。

新型コロナの感染が拡大したため、２０２０年から去年（２０２２）まで３年連続で中止されましたが、感染が収束したことし、４年ぶりに開催されることが決まりました。

当日は、変化に富んだ２千発の花火を有田川の両岸から間近で楽しめるほか、沿道にはおよそ８０の夜店が並び、関連するイベントも充実しています。

ことしは、２月に開通したばかりの「有田サンブリッジ」を通行止めにして、橋の上に桟敷席(さじきせき)を用意する予定で、最高のロケーションで迫力ある花火が楽しめるということです。

第４１回「紀文まつり」は８月１１日・金曜日に行われます。この日、悪天候などで中止となった場合は、翌１２日・土曜日に順延されます。