画家の中尾安希さん・和歌山市南コミセンに図書や美術書を寄贈

2023年06月01日 11時41分

歴史・文化社会

和歌山市出身在住の画家・中尾安希(なかお・あき)さん81歳が、和歌山市(みなみ)コミュニティセンターの図書室に、自ら所有する美術書や和歌の浦の歴史書などを寄贈したとして、きょう(6月1日)尾花(おばな・)正啓(まさひろ)市長から感謝状が贈られました。

感謝状贈呈後の記念撮影(6月1日・和歌山市役所・市長室)

ことし(2023年)4月28日、和歌山市紀三井寺(きみいでら)にオープンした南コミュニティセンターの1階には、図書室と、日本遺産・和歌の浦の展示スペースがあります。

寄贈された図書の一部

中尾さんは和歌の浦の絵画を多く描き、自らのアトリエで美術書や和歌の浦の歴史書などとともに展示していますが「書物を見てくれる人が少なく、より多くの人に知ってほしい」と思いを抱き、南コミュニティセンター図書室への寄贈を申し出たものです。

感謝状を贈呈する尾花市長(左)

妻の安佐(あさ)さんとともに市長室を訪れた中尾さんに、尾花市長は「日本遺産の拠点として整備したコミュニティセンターで、観光客にも和歌の浦を発信できる」と感謝しました。

中尾安希さん(右)安佐さん(左)夫妻

和歌の浦の風景に魅了されて画家になった中尾さんは「日本遺産・和歌の浦を擁する特別な図書室にしたいという願いを込めています。とくに子どもたちに読んでもらうことで、過去や未来の和歌の浦に思いをはせてほしい」と思いを語りました。

中尾さんの寄贈した700冊あまりの図書のうち、現在252冊が南コミュニティセンター図書室で 閲覧や貸し出しが可能になっています。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55