がん撲滅訴え「リレー・フォー・ライフ」和歌山城砂の丸広場で

2023年05月28日 15時56分

イベント社会福祉・医療

がん患者の支援やがんで亡くなった人への祈りを捧げる人たちが24時間にわたって歩いたり、メッセージの朗読や音楽で思いを伝えるがん征圧イベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2023 WAKAYAMA」が、きのう(27日)からきょう(28日)にかけ、和歌山市の和歌山城・砂の丸広場で開かれました。

参加者の願いが灯された砂の丸広場(5月27日・和歌山市・和歌山城公園)

リレー・フォー・ライフは、1985年に、アメリカの1人の医師がアメリカ対がん協会への寄付を募るために陸上トラックを24時間走り続けたことをきっかけに始まり、その後、日本にも伝わって、和歌山県では2014年から毎年この時期に開かれ ことし(2023年)で10回目となりました。

きのう(27日)正午、和歌山城・砂の丸広場で24時間のリレーウォークとランがスタートし、趣旨に賛同する人たちが、特設トラックをかわるがわる歩いたり走ったりしながら、がんの制圧や早期検診の大切さを訴えました。

がん撲滅へのメッセージが書かれた「ルミナリエバッグ」

夕暮れから夜にかけては、がんで亡くなった人や、がんと闘う人々へのメッセージを書いた白い紙袋にキャンドルを入れてともす「ルミナリエ」イベントや、がんで亡くなった人のために用意した無人のイスとテーブルの前で、ポエムの朗読や音楽の演奏を繰り広げる「エンプティーテーブル」の催しが行われ、24時間後のきょう(28日)正午過ぎ、イベントは無事に終了しました。

がんで亡くなった人を偲ぶために用意された「エンプティーテーブル」

実行委員は「新型コロナの間は、時間短縮や、リモート開催を余儀なくされましたが、10回目の節目となることしは、ようやく本来の形で開催できました。多くの人々にがん征圧への思いを共有してもらい、ご自身や大切な人の健康を考えるきっかけになれば」と話していました。

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