南紀熊野ジオパーク 2冊目の絵本作成

2023年05月23日 19時18分

歴史・文化社会

串本町潮岬にある南紀熊野ジオパークセンターが、ジオに対する子どもたちの関心を高めようと、去年に続いて2冊目の絵本を作成しました。

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今回の絵本には、那智勝浦町の那智の滝を題材にした「クジラとモグラ」と、新宮市の浮島の森を題材にした「おいの伝説」の二話が収められています。

絵本は、南紀熊野ジオパーク協議会の大江みどりさんが作画を担当していて、実際に岩や植物の上に紙を置いて、鉛筆で凸凹をこすり、模様を写し取る「フロッタージュ」という技法を用いて表現されています。

南紀熊野ジオパークセンターの大江晃司(おおえ・こうじ)さんは、「ジオパークや郷土に対する誇りや地域文化を伝承するため、ジオパークのみどころ・ジオサイトが舞台になっている民話を絵本にしています。子どもたちが南紀熊野ジオパークへの興味や関心を持ってくれるきっかけになれば」と話しています。

作成された絵本は、ジオパークエリア内にある小学校40校に配布されたほか、南紀熊野ジオパークセンターや和歌山市の県立図書館、田辺市の情報交流センターBig・Uや、南紀熊野ジオパークセンターのホームページ上でも閲覧できます。

南紀熊野ジオパークセンターでは、今後もエリア内の民話を題材にした絵本を作ることにしています。

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