ＡＩを活用したＶＴｕｂｅｒ(ブイチューバー)ライブ配信やコンテンツ企画開発を展開している、東京の株式会社Ｐｉｃｔｏｒｉａ(ピクトリア)が、白浜町(しらはまちょう)に新しいオフィスを開設することになりました。

ピクトリアは、２０１７年設立のＩＴ企業で、とくに、ＣＧで描かれたキャラクターが登場する動画配信の分野で、ＡＩと音声合成を用いて、人間が操作することなくキャラクターが配信する「ＡＩＴｕｂｅｒ(エーアイチューバー)」の開発に力を入れています。

白浜町のワーケーション施設「ＡＮＣＨＯＲ(アンカー)」に来月（６月）から白浜オフィスを開く予定で、正社員１人を雇用し、ＡＩＴｕｂｅｒの開発や配信の運用業務を行います。

ピクトリアの明渡(あけど・)隼人(はやと)社長は和歌山の出身で、岸本(きしもと・)周(しゅう)平(へい)知事は「こういう事例が、今後の県の活性化のモデルになるのではないか。県民の声を直接聞くタウンミーティングでも、Ｉターン者とＵターン者がうまく連絡を取り合っているところは、まちおこしが成功している事例があると聞く。国内や海外で活躍した出身者が地元和歌山で事業展開することも、活性化につながる」と期待を込めました。

県では、来月９日、知事室で進出協定の調印式を行う予定です。