岸田総理襲撃、男を鑑定留置へ 3カ月間、簡裁が決定

2023年05月22日 15時19分

事件・事故

和歌山市で先月、岸田総理大臣が選挙の応援演説をする予定の会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山簡易裁判所が火薬類取締法違反の疑いで再逮捕された男の刑事責任能力を調べるための鑑定留置を認める決定を出したことが関係者の話で分かりました。

鑑定留置は検察の請求を認めたもので、関係者は、期間は9月1日までで、近く始まる見通しだとしています。

捜査関係者によりますと、調べに対し 木村隆二(きむら・りゅうじ)容疑者歳は黙秘しています。

このため、鑑定留置で精神状態などを調べた上で、警察などが爆発物取締罰則違反や殺人未遂の疑いでの立件を検討するとみられます。

木村容疑者は去年月ごろ、店舗やインターネットを通じて火薬の原材料を購入し、パイプ爆弾を自分で作ったとされています。

購入したのは、木村容疑者が被選挙権の年齢制限などを巡って国を相手取った裁判が一審で退けられたのと時期が近くです。

警察は、選挙制度への不満と動機の関連も調べることにしています。

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