中国四川省(しせんしょう)の「成都(せいと)ジャイアントパンダ繁殖研究基地」で、今年２月、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」から返還されたジャイアントパンダ３頭のうち、メスの桃浜(トウヒン)の一般公開が始まりました。

交流サイト（ＳＮＳ）では、中国語で「桃ちゃん」とも呼ばれ、人気があり、２０日はのんびりと樹木の間を散歩する姿を見せました。

一般公開は数日前に始まったばかりで、新疆(しんきょう)ウイグル自治区から訪れたという女性は「桃浜は日本から帰ってきたばかりなんだ。かわいい」と撮影していました。また、桃浜がなかなか部屋から出てこなかった時には、「ハロー」と呼びかけている来場者もありました。

桃浜は、双子で姉の桜浜(オウヒン)、父親の永明(エイメイ)とともに中国に帰国しました。桃浜は、広い庭と、庭につながった部屋で生活していて、屋内には空調や遊具が整備されているということです。

繁殖研究基地では、他にも多くのパンダが飼育され、食事や昼寝、遊ぶ様子を来場者が間近に観覧できます。