陶芸の作品づくりを楽しんでもらおうという体験教室が、きょう（２０日）、岩出市の県植物公園緑花センター別館展示室で開かれました。

これは、岩出市の陶芸工房「根来一乗窯（ねごろいちじょうがま）」を拠点に活動する陶芸作家、清水均佳（しみず・まさよし）さんが毎年開いているもので、参加した人たちは、陶芸用の土と電動の轆轤を使って、茶碗や湯のみなど自分の作りたい陶芸作品を、清水さんの指導を受けながら作りました。

初めて陶芸を体験したという、和歌山市に住む高校３年生の１７歳の女性は「小さい抹茶茶碗を作りました。以前から轆轤を使った陶芸をやってみたくて、体験に参加しました。教え方が丁寧なので、わかりやすくて楽しかった。焼き上がりが楽しみです」と笑顔で話していました。

また会場には、清水さんの新作や、陶芸教室に通う生徒による食器など、およそ３００点の展示と販売も行われており、訪れた人が、陶器を見比べながら、購入する姿も見られました。

体験教室の申し込みは締め切られていますが、あす（２１日）も教室が開かれるほか、正午からは、清水さんによる展示作品の解説なども行われる予定です。

清水さんは、「轆轤を触って陶芸を楽しんでもらい、さらに自分で作った食器を自宅で楽しんでもらえるのがうれしいです」と話していました。